Special Day

貴様の下らぬ観念を至上のものとして他人に強要するな

わたしの年末

2021年が過ぎ去ったので、振り返る。

わたしの年末は、バタバタしながらも24日で仕事を納め、そこからはひたすら断捨離と掃除とウォーキングという、珍しく健康的な日々を送った。30日はおかんを連れて朝からDAIBAKUSHOW2021の第一部を観に行った。普段テレビでよく見る人気の芸人さんたちが一堂に会するお祭りのようなお笑いライブだ。行きたいイベントを我慢し続けた一年だったけど、最後は笑って締め括れて良かった。ライブやイベントに行った経験が皆無に等しいおかんは、とても嬉しかったようで「こんなことは人生で最後かもしれない」なんて言っていた。最後になんかしないよう、来年も色んなところに連れて行こうと思った。

夜は友人が泊まりにきて、大晦日の夕方まで一緒に家でのんびり過ごした。本当に色んなことがあって、しんどいことの方が多い一年だった気がするけど、こうして好きなことや人とともに穏やかに過ごせる日があると救われる。こういう日のために生きている。

 

振り返ると、2021年は前半の記憶がほとんど無い。年始に友人と映画を見に行く約束をしていたが緊急事態宣言が出て中止して、そこから長すぎる自粛生活に突入した。私は同居する家族が基礎疾患を持っていて、もしも自分が原因で感染させてしまったら……という最悪の事態が常に頭をよぎってしまうため、自分で言うのも何だが、自粛模範生徒のような生活を徹底していた。

渦中は無心で巣篭もりしていたが、今思うと、緩やかに心が疲弊していたように思う。完全テレワークなのに超絶腰痛椅子&激狭デスクという劣悪な環境でストレスを溜めながら作業し、部屋が物で溢れて散らかっていたが、それらを改善する気力がどうしても1ミリも湧かなかった。ただただ家でじっとしながらネットショッピングを重ね、更に物を増やす日々だった。

秋以降ぼちぼち外出できるようになったことでようやく正気を取り戻し、荒んだ部屋を一気に改善した。そこで初めて、あんなに長期間暇だったのに何も出来なかった自分はちょっと疲れてたのかも……と思った。私の必死の自粛に意味があったのかはわからないけど、これについては、よく我慢したねと自分を労ってもいいかな。そしてもし次があればもうちょっと上手くやろうね。グレーを許容できない悪い癖が出ていたからね。

 

また、自分自身としては非常に反省点や失敗が多い一年だった。もう良い大人だけど、思春期ばりに自分のことが嫌いになりそうなレベルだった。

近しい人に対して感情を上手く制御できなかった。資格勉強全くしなかった。仕事でやる気が出ない日が多くあった。ストレスを買い物でしか消化できなかった。感情に言動が伴わなかった。

できることならこの空白と後悔の一年をやり直したいとまで思う。でもそんなことはできないし、後悔ばかりしても仕方ない。それならせめて、こう思う。たくさん失敗して自分の未熟さを痛感したからこそ、人の失敗には寛容でいたいと。

 

やっぱり全体的にジメジメした振り返りになってしまったな。そういう一年だったのでしょう。まあ、そんな年もあるよね〜。

私は意識高くないし、向上心も最低限しか持ち合わせていないけど、この先の自分の人生が快適になるよう自分のために努力することを、がんばりたいな。2022年の生きる指標はそんな感じで!

 

散歩が楽しい

今週からウォーキングを始めた!!

テレワークになってから激太りした私は、去年の夏〜秋にかけて仕事後にジョギングしていた時期もあった。しかしジョギング時マスクするしない問題がむずいしめんどかったのと、仕事で残業祭りが続いたことでやめてしまった。

それから1年以上の時を経て、遂に重い腰とデカい尻を上げることに成功したのは、Apple Watchを買ったことにより自分の運動不足が可視化され危機感が高まったからだ。

あと、これは私あるあるなのだけど、自分の中で何かが燻っているとき、精神を鍛えたいと縋るように運動を始める。若い頃からずっとそう。就職、転職活動が上手くいかないときは決まってジョギングをしていた。来年は転職しようか迷っているし、アラサーにもなると人生の色んな選択が発生するし、そういう想いや焦りも合わさってなのだと思う。

 

幸い今は完全テレワークで朝の時間に余裕があるから、平日は勤務前or昼休憩に20〜30分家の近くを歩いている。今日は休日なのでいっぱい歩くぞー!と、少し遠くまで足を伸ばしてみた。

私の家の周りは、ほんとに東京?と疑うくらいに何もない。何もないから普段はすぐ電車に乗って遠くへ出てしまうため、長く住んでいる割にこの土地の周辺のことをあまり知らないかもしれない。

昔はよく自転車に乗って近場を走っていたけど、歩道の狭さや整備されていないボコボコ道の多さに困ることが多く、この辺は本当に住みづらいな!!!とまで思っていた。

しかし20年以上この町に住んで、今日初めて気付いたかもしれない。自転車だと不便なボコボコ道も、歩きでならハイキング気分でへっちゃらだし、木々に囲まれて気持ち良いし、この辺りって……散歩にめちゃくちゃ適しているのでは!?

とても気持ち良くて、時間が許す限りどこまでも歩けそうな勢いだったけど、おつかいがあったので本日は1時間で4キロ歩いて終了。

 

昔は腹を立てていたボコボコ道

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遠くからなんか音が聞こえてくるな……と不思議に思いながら歩いてたら、自然の中でお爺さんが指笛でふるさとを演奏しててめちゃくちゃ良かった。

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いいお天気!

真昼間からせっせと歩き続けてもずっと気持ちよくいられるは、冬の散歩ならではというか、この時期しか出来ないことだなあ。今のうちにたくさん満喫しておこう。

2021年のクリスマスパーティー

 

ともだちが日記を書いていて、素敵だなと思ったので私も書いてみることにした!

なんてことない話でもいいし、忘れたくないことでもいいし。とりあえず飽きるまでは続けてみようと思う。

 

何年前からだろう?4年前からかな。わたしは仲良しの友人2人と、クリスマスパーティーを毎年開催している。

このクリパの面白いところは、①ランダム交換用、②それぞれ個人に渡す用とで2種類のプレゼント交換が行われるところ🎁

ランダムにする!?普通に渡す!?って迷って決められないから両方やろ!ってなって毎年それで続いている。

 

1日目は外食でクリスマスディナー、2日目はホームパーティースタイルで二日間開催した年もあったし、去年はコロナ禍だったのでひっそりと、家で2人+リモートで1人というスタイルだった。とにかく毎年恒例の、年に一度のスペシャルイベントだ。

 

今年はというと、まずはここに行った。

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上野動物園

パンダは一巡目だと写真禁止だったので撮れていないけど、寝転がって胸に笹ストックしながらぐうたら食べている姿がとても良かった。

テレワーク最凶運動不足人間だから途中から膝がおしまいになった。でも楽しいから無視して園内歩き回った。ヒグマの大きさにドキドキしたし、アルパカやラマのコーナーはかなり癒された。

新しく買ったApple Watchを着けていったら、ワークアウト中だと勘違いされまくって面白かった。初めてアクティビティの円を全て達成できた。

 

そのあとは御徒町のデパ地下でケーキとお惣菜買い込んで、アパートメントホテルに泊まった。

3人で食べるには食料少なすぎたね……とか言ってたのに、アラサーの激弱胃袋だから速攻でお腹いっぱいになってウケた。

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最高のリアルな赤ちゃんパンダぬい
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ご飯を食べながら深夜までいろんな話をした。今まで誰にも言っていなかったこと、つらかったこと、楽しかったこと、なんでも包み隠さず話して、聞いて、泣いたり笑ったり忙しかった。

この日、わたしは結婚を前提に付き合っていた恋人に振られたてホヤホヤだった。まともに食事が喉を通らない日が続いていたけど、心から笑って久々にご飯の味がして、うれしかった。友達最高〜〜。

 

今年わたしのところにきてくれたプレゼントは、シルクのナイトキャップと、生姜シロップと、ランダム交換のLUPICIAのブックオブティー

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誰かが自分のことを考えて選んでくれたプレゼント、あったけえ〜〜!しぬほど涙脆いから、寒がりな私のために生姜を選んでくれて……!ってガチ泣きしてやばかった。

 

翌日は日暮里駅から千駄木や根津をお散歩したよ。

ル・クシネの焼きたて&搾りたてシュークリーム

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根津神社

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大好きなかりんとう饅頭が売ってる谷中福丸饅頭を偶然見つけて嬉しかった。思わず5個買った。

 

帰る頃には、楽しかった気持ちと比例して、寂しい気持ちがどんどん強くなって、泣いちゃいそうだった。こんな友達がいて幸せだなあ。

生活スタイルがバラバラだから3人揃うことはあまり簡単ではなくて寂しいんだ〜。年を重ねると、若い頃よりそれぞれの生活の違いが増えていくから、好きな人に会える時間の尊さに気付く。これから先、心が折れそうな時はダチにもらったナイトキャップ被ってお紅茶を飲むってワケ!

 

なんてことなくない、この思い出でしばらく生きていける日の日記でした。

さて、そろそろ来年のクリスマスパーティーのプレゼント何にするか考え始めるか〜

 

鬼滅の刃最終巻 感想

本誌で先に読んではいたけれど。
当時も毎話感想を書いていたけれど!
いてもたってもいられないので雑記を残す。

 

197話

短時間でこれほどの薬を……って無惨が意表を突かれていたけど、
炭治郎が珠世さんと協力して鬼の血を採取してきたことが勝機へと繋がっていく展開には胸が熱くなった。
禰豆子を人間に戻すためでもあるけど、きっとこのためでもあったんだ。

修行パートが多い&長いところもそうだけど、
人間が肉体の限界を超える代償としての痣寿命とか、
人が鬼に対抗できるようになっていく過程や理由が、地味だけどいつもちゃんと描かれてるんだよね。
そこも結構好きなポイントです。

 

そんであの伊之助がさ、無惨と対峙したときの言葉。
誰よりも情に厚く仲間思いの猪になっちゃってさ……。かわいくてかわいくて。
可愛いなんて言っていられるシーンではないのだけど。
伊之助の変化には毎度こちらもホワホワさせられている。


そして幕間の吾峠先生の補足ね!
耀哉様の戦略……!

思わず、耀哉様すごいよ〜〜〜!!!!
って風呂場で読みながらわんわん泣いた。

 

なんで耀哉様のことが大好きかって、
あの人はさ、自分の想いとか功績とか、
なんもアピールしないじゃない……。

執念と覚悟、それを感じさせない穏やかな振る舞い。

私なんて何もできないんだよ、ニコニコ♪
みたいな感じで柔らかく佇んでいたけど、
常に内なる闘志を胸に分析を進め、文字通り命をかけてこの機を見出したのだから凄い人だよ。本当に。

 

まじでなんで産屋敷家が呪われないといけねえんだよ
無惨ほんといい加減にしろよな

 


198話

そんでここにきて同期3人での共闘はね、アツいよ……!
ひよっ子だった子たちが、最終決戦で臆することなく激キモ生命体に立ち向かってるの見るだけで目頭熱くなる。

 

蜜璃ちゃん、素手で引きちぎってるのシリアスなシーンなのにちょっと笑っちゃうよお……。
この状況でも死ねとかふざけんなとかじゃなくて
「いい加減にしてよお 馬鹿ァ!!」
って言葉が出る蜜璃ちゃんのことが大好きです。

 

伊黒さんが自分を犠牲にするのつらいよ、
なんでデケェ口みたいの開いてんだよはよ消えろや無惨

 

実弥に追い込まれてピシとか音立てて変形する無惨キモすぎて全人類がドン引きしたと思う。

 


199話

瓦礫落としたり車使ったり、
隠の人たちもそれぞれのやり方で戦っている姿にボロボロ泣いてしまった。

 

なぜ涙が出るかって、フィクションだってわかってるのに、人生を感じてしまうのよ……。
耀哉様の件もだけど、隠の人たちも、自然と想像させられてしまうのよ直接描かれていない部分や感情まで。

 

この人たちもみんな鬼に大切なものを奪われて、
戦うことははできなくても悪鬼滅殺を胸に自分にできることを頑張ってきたのだと改めて思うと、無惨憎すぎ

 

な〜〜〜〜にが肉の鎧だよはよ消えろや
謎の赤ん坊みたいな肉の塊が地面に潜ろうとしてて、醜いまでの足掻き方にヒエエ〜って声出た。

 

なんか少年漫画の最終決戦らしく、お互い全力を出し合って決着……!
みたいな感じじゃなくてめちゃくちゃ格好悪いけど、死に方それでいいの?本当に?
まあ、ものすごく無惨にお似合いの散り際だけれども……。

 


200話

勝利の代償ってサブタイトルだけど、ほんとそれ
失ったものが大きすぎるし多すぎるんだよ。

 

悲鳴嶼さんは最後の願いまで無欲で優しい。
悲鳴嶼さんのことをネタキャラみたいにしか思ってない人とは絶対にオタクとして相容れないものがあるな……。

 

実弥の初めて見る素の笑顔が母に向けてか〜!
まじで優しい人じゃんこんなの
玄弥の言う通りこの世で一番やさしいよ

 

なんとなく実弥はさ、全てを失っても生きていく感じがしたから生き残るかなと思ってたけど。
これからの人生は幸せに自分のために生きてくれと願うことしかできねェよ……。

 

蜜璃ちゃんと伊黒さん、
息を引き取る直接的な描写がないからもしかして……ってうっすら希望抱いてたけど、
読み返したら見開き扉絵の右と左で生死分けてるぽいのに気づいて当時絶望したな。
一緒に食べるごはんがおいしいの、何よりも大事かもしれないね。

 

無惨、死んでも全然スッキリしなくて腹立つ


201話

200話という節目で無惨を倒して、201話でこれですか……。
無惨の生い立ちなんて知らんわボケはよ消えろや

 

鬼になった炭治郎を見た義勇さんの判断の早さと覚悟、かっこいいよね。
炭治郎と同期たちの成長と活躍も目覚ましいけど、
持久力や判断力の面で、柱は柱たる所以が所々垣間見えて好き。

 

善逸のことボカスカ本気で殴ってた伊之助が、できねえって泣くのずるいじゃんか。
伊之助が少年になってから初めて触れた優しさは炭治郎だもんね。


202話

あ〜あ〜
【第1話 残酷】を彷彿とさせるこの展開
今度は禰豆子が炭治郎を。

 


203話

大好きなのはもちろん漏れなくみんなだけど、
炭治郎を支えるたくさんの手の中に煉獄さんが見えたときさあ……
これまでの物語が走馬灯のように……

 

無惨、お前が恥を知れ
炭治郎への中身スカスカ説得、罵倒から懇願に変わったあたりが更に激キモだった。

 

鬼舞辻無惨、
人類を粛清するとか歪んだ正義とかそういうのじゃなくて、
まじで最後までただの自己中だったの逆に凄かったな。


204話

最後の挨拶を終えた輝利哉様がさ、
子供みたいに(実際子供)泣いちゃうの、そんなん見たらオタクだって泣いちゃうよ。

 

竈門家での墓参りとドタバタが単行本での加筆だね。
戦い後の平穏な日常が増量して見せてもらえて嬉しいよ〜〜。

 

竈門家……
私ね、無限列車編で、
えんむ(漢字変換めんどい)に悪夢見せられたときの炭治郎の反応が大好きなんですよ。
絶望するとかじゃなく、言うはずないだろうそんなことを俺の家族がって激昂するのが。
そのシーンだけで、竈門家がどれだけ信頼し合っていて、あたたかい家庭だったかがわかる。

 

泣き出した禰豆子と炭治郎を見て、あせあせして抱きしめる伊之助いいな……ホワホワ……。

竈門兄妹が伊之助に甘いの、長男力と長女力を感じてとてもいい。

 

隊服着てない義勇さんと実弥もイケメンすぎワロタ
本誌では2人が鬼殺隊解散後にどんな風に過ごしたかの描写がなくて気になってたから、笑顔で良かった。安心した。

 


205話〜特別漫画

冒頭の炭彦のモノローグが書き下ろしだね。
本誌では炭彦がランニングマンなことしかわからなかったからうれしい。

 

現代エンドびっくりしたし、
炭治郎たちのことが大好きだから寂しい気持ちもあったけど、
命を繋いでいく、人から人へ継承していくテーマが初期から根底にずっとあった漫画だから、なるほどと思った。
現代エンドなら、命を落としてしまった人たちの(転生して)幸せな姿も見せられるしね。

 

ところで輝利哉様だけは本人が生きてるの良すぎない?
短命だった産屋敷家が日本最高齢記録更新してるの……。

 

義勇さんと実弥、子孫なのか生まれ変わりなのかわからなくて、単行本加筆でわかるかな?と思ってたけど!!!!
子孫だった〜〜〜〜!!!!!!!
大切な人に出会って、新しい家族ができてたんだねえ。
うれしい。

 

内気だった千寿郎くんの子孫がめちゃくちゃ心強くなってるのもかなり良い。

 

ねえ鬼殺隊解散してからも実弥と義勇さんが会ってご飯食べてるのかわいくない?(書き下ろしイラスト)
2人ともクールなタイプなのに縁切れてなくてかわいい。
なんだかんだ面倒見の良い実弥と天然義勇さん、意外と相性良さそう。

 


鬼滅の世界は理不尽で残酷なことが多かったけど、
無一郎くんが言ったあの言葉がすべてだと思う。

 

つらいことや苦しいことがたくさんあったけど、
幸せだと思う瞬間が数え切れないほどあったよ。
って。

 

過酷な運命だった最年少の無一郎くんが、
自分は幸せだったって言い切るの、かなりグッとくる。
悲しいけど大好きなシーン。
ないものを求めてばかりの自分が恥ずかしくなるくらい。

 

 

キャッチーなシーンがたくさんあるから子供が読んでも楽しいし、
大人になったらわかる優しさや悲しみや怒りがたくさんあるし、
主人公は真っ直ぐで優しくて。
最高の少年漫画だったよ……。
これからも何回も何回も読み返すよ。

 

おわり